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起業家の心構え

起業家の心構え

起業家の原動力は「少年の夢」

どんなときでも、いまが一番のチャンス

どんなときでも、いまが一番のチャンス

屋台精神こそが成功のもと

  • 当にビジネスで成功しようと思うのなら、まず堅実に屋台から始めなさい、屋台精神こそが成功のもとだと私は言いたいのです。ここで屋台というのは、固定費の掛かる店舗のない商売という意味です。
    要するに商売を始めるときは、裸一貫で屋台ラーメンからでも始める気持ちが一番大切ということです。ニュービジネス大賞を取ったりするところは、ビジネスのアイデアとか技術力とかは大変優れているけれど、逆に周りから注目されるだけに、 過剰投資に走りやすいのです。屋台の精神でやれば成功していたかもしれないのに、一気に飛躍しようとします。結局、その人の金の使い方、すなわち経営力が問題だと思います。
    最初からきれいな事務所や店舗を構えたりして形から入った人は、ほとんど破滅の道を歩んでいます。商売をするのにそんな心構えでは成功しません。まず屋台から始めるという現実的な姿勢で、なおかつ情熱と才覚のある人が企業家として成功するのです。
    とにかくまず商売道具としての屋台(技術や商品)を持って、一歩、一歩階段を上っていくことが肝要です。
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他人に頼るのは一番いけない

  • かの商売を始めようというときに、「資金がないからできない」と、たいていの人がそう考えます。それは常識的には正しいと思われがちですが、屋台精神からするとそれは間違いです。
     「人・モノ・金」がないからできないというのは、その人が最初から他人に頼る気持ちがあるからです。そんな依存心の強い人に、人・モノ・金を与えたところで、成功しないと思います。独立してビジネスをする上で何よりも大切なことは、何としてもやりたいという志と、やり遂げようという自分の強い意志なのです。
     まず志があって、本当にやりたければ屋台から始めたらいいのです。金かなかったら、金を使わずに屋台を借りてやったらいい。今どき、屋台なんて格好悪いなどと思うようでは成功しません。むしろ誰にも頼らず、他人の目など気にしないで屋台でも何でもいいからという人か間違いなく成功しているのです。そんな人は、迫力が違います。ちょっとやそっとでへこたれない、人一倍のエネルギーと情熱があります。だから人もモノも金も自然に寄ってくるようになるのです。
     とにかく他人に頼る気持ちは捨てて、全く自分一人で屋台から始める心掛け、それがビジネスで立とうという人の心意気として必要な絶対条件です。
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情熱と信念をもって、とことん掘り下げる

ビジネスは総合的な創造活動

シンプルに、ありのままに

ゼロからの出発

ゼロからの出発

時流に乗ることが重要

が社は、昭和48年の工芸画を皮切りに、インド民芸品、インド更紗、唐木家具、健康産業、ファッション・リフォーム、ディスカウントチケット、そして平成8年からは携帯電話・PHSなどの情報産業に進出しています。当社では、大体2年ごとに新しい事業を次々と展開しており、だからこそ今日の姿があります。

 ビジネスは時流が大明です。時流に乗っている商品のライフサイクルは4年です。新しいことをすると、1年目は必ず売上げがあります。2年目からは利益が上がり始め、丸2年後には最高に達します。しかし、3年目頃から下降し始め、4年目にはゼロになります。世間は目まぐるしく変化しているのです。

比例費経営のすすめ

(1)固定費ゼロビジネス

のように変化の激しい中で競争に生き残るためにはまず、在庫を多く抱える固定費のかかるビジネスは避けるべきです。このようなビジネスは通常、7割売れても利益はなく、在庫を全て売り切って初めて2~3割の利益が出るのです。売れ残りを安く売ると利益が飛び、その上、税金を支払うと資金が足りなくなってくるという悪循環です。

 では、在庫が要らないビジネスはないか。ファッション・リフォーム店「私のお針箱」は現金・前金制、仕入れが要らないので在庫はなし、店舗もどこか部屋があればよく、店員も1人で良い。とにかく固定費のかからないビジネスに、私は飛びつきました。。

(2)パートナーシップ制経営

ころが一つ問題がありました。職人が必要なのです。昔から素人が職人を使うと失敗するという鉄則があります。そこで、職人を上手に使うために導入したのが、パートナーシップという全員経営参加と成果分配方式システムでした。社長と社員の間に雇用関係は一切なく、全員がパートナーとして一緒に経営に参加し、貢献度に応じて公平に成果を分配します。お蔭で全社員が主体的に生き生きと働いています。

 寸法直し業は隠れた市場ですが需要が高く、全アパレル産業の数パーセントの売上げがあります。今、アパレル産業はほとんど既製服です。したがって、ズボンなどは100%寸法直しが必要で、ブティックや百貨店、スーパーマーケットなどからの注文は後を絶ちません。

 また、絶対に赤字が出ません。なぜなら、家賃は要らないし、人件費も成果分配方式で全て比例費です。客単価は低いですが、比例費経営は損益分岐点がゼロに近いので大きな利益になるのです。

信用が利益を生む

危機感を持って事業の多角化を

えば釣りをする時、池が2つあって、片方は大勢の人が釣りをしているが、もう一方は余りいないとしたらどちらを選びますか。どんなに仕掛けがうまいプロでも、魚のいない所では釣れません。ビジネスも同じで、競争が激しくても客がいるところでやらなければなりません。その代わり、失敗した場合に備えて他の場所に店を出しておく、これが多店化です。

 また、どんなビジネスもいつまでも続きません。いつかはつぶれます。ですから常に次の展開として何か新しいことを探さなければという危機感が、次のビジネスチャンスの発見につながるのです。

 皆さんも起業する時、何かしなければという危機感と強い信念がなければなかなか成功しないと思います。初めは上手くいきませんが、1年間辛抱すれば利益が出てきて、2年目で最高になるでしょう。しかし、この時既に次の展開を考えているべきで、落ち目になった時では遅いのです。我々零細企業は大企業と違い、時流に乗り、なおかつニッチマーケットを狙って出たり入ったりするしかありません。何でもいいからとにかくやる、やってうまくいったら次を考える。またうまくいったら、その次を考える。とにかく多店化・多業種化をしなければなりません。

ゼロからの出発ほど強いものはない

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