沿革
起業・異業種展開の経過
こうなんグループ
株式会社 甲南アセット
代表取締役 小林宏至
創業
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S48年1月 小林宏至が川崎重工業(株)に13年勤務後、志を得て独立。 S48年4月 JR摂津本山駅近くのマンションの1階の店舗にて「アートビユーロゆとりろ」を開店。工芸画販売をはじめる。 その後「こうなん美術」の名称にて大丸神戸店、大丸心斎橋店、大丸京都店、大丸東京店への販路を広げ、同時に阪急梅田店、千里阪急店、大丸ピーコック店、なんば高島屋店へと取引を広げる。 S50年 工芸画販売のかたわらインド民芸品の取り扱いをはじめ各百貨店で展開する。 -
S52年 「株式会社甲南美術工芸社」を設立。インド更紗の流行にともない、エスニック装飾品を阪急百貨店を中心に取扱い販売をはじめる。 S54年 なんば高島屋にて輸入唐木家具の取り扱い販売をはじめる。 S56年 株式会社東洋ヘルシーを設立。日本健康増進研究会の代理店センターとして健康寝具器具の販売をはじめる。 S58年 「株式会社甲南美術工芸社」を「こうなん美術株式会社」に名称変更。
- 夢の実現
子供の頃からいろんな夢を実現させる為に「社長さん」になりたいと心に決めていた。
大学を卒業し川崎重工株式会社に入社したが「社長になる」「自分で会社を経営する」という子供の頃からの‘夢’が頭をもたげ、ついに昭和48年、35歳の時に退社し自ら会社を興した。
起業をするには‘情熱’と‘志’が非常に大切である。
第二創業
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S59年 百貨店卸販売業の下請け的な業態から独自店舗、独自商品、独自ブランドの自主的な業態に変身すべく新規事業の調査研究をはじめる。 S61年 「株式会社ファース」を設立。ファッション・リフォーム業に参入。
「ファース」の店名で第一号店 池田アゴラ店・千船アバリーナ店・岡本店・西宮店と展開する。S63年 店名「ファース」を「私のお針箱」に変更し、大丸神戸店、千里阪急店、住吉「SEER」店と百貨店、ショッピングセンター量販店にて販路を拡大する。 甘党の店「こうなん天徳」を新規開店。岡本店、コープ西宮北口店、コープ深江店へと展開する。 平成元年 ディスカウントチケット「甲南チケット」を設立。岡本店、西宮店を開店する。 H4年 チケット事業の体制確立に伴い「有限会社甲南チケット」を設立法人成する。 H7年 阪神淡路大震災にて 甲南チケット「生田ロード」店全壊。
その他各店も損壊。
神戸中心の店舗展開を見直し全国展開を模索する。携帯電話ショップ「パルショップ」設立。
生田ロード店・岡本店・元町店・メトロ神戸店を出店。
地域一番店となる。 -
H8年 JR摂津本山駅、近にて本社事務所を新築落成する。 H9年 「ミシン工房」を神戸大丸店に出店。 H11年 携帯電話事業「パル・ショップ」をM&AでH通信会社に売却、撤退する H13年 ディスカウント化粧品「コスメパル」を設立。
元町店、岡本店を開店する。H13年 靴、鍵の修理 リペアーショップ「くっく・ばっく」を設立。
チェーン展開をはじめる。「こうなん美術株式会社」を「株式会社コーナンファース」に名称変更。同時に「私のお針箱」事業を(株)ファースより移管・吸収する。 H14年 甲南チケット事業、全国展開基盤の確立に伴い「有限会社甲南チケット」から「株式会社甲南チケット」への組織変更をする。 H16年 株式会社甲南アセット設立。
不動産投資・貸ビル業をはじめる。
平成16年5棟 平成17年5棟 平成18年6棟を取得、運営する。
- のれん借り商売→自己店舗・自己ブランド商売へ切り替える。
足し算商売→掛け算商売へ事業転換
事業ポリシーは「商売は損得ではなく善悪で考える」
「私のお針箱」は高利益率の特性を生かした『経営共同体』運営であり甲南チケット『高価買取で信頼のブランド』徹底したコンピューター管理システムの構築とアウトソーシング体制である。
第三の創業
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H19年 不動産事業の設立に伴い、株式会社甲南チケットをM&Aにより売却。
ディスカウントチケット業より撤退する。出石コウノトリグランドホテル/大開ビル別館取得。 H20年 大同生命明石ビル取得。 H21年 コウノトリグランドホテル運営会社経営不振により1月5日付にてホテルを閉鎖・閉館する。 ベルエアー江上を取得。 H22年 甲南アセット中之島ビル/阪神尼崎駅前ビル/第百生命神戸三宮ビルを取得。 -
H23年 高松番町壺井ビル/梅田ADビルを取得。 H24年 第一生命明石ビル/あいおいニッセイ同和損保小倉ビルを取得。 H25年 徳島Jビル(元ジャストシステム本社ビル)/徳島Jビル別館を取得。 豊橋コアビル/サザン水戸ビル取得。 H26年 阪神伊福ビル/徳島第一ビル/水戸城南ビル/名古屋三博ビルを取得。 H27年 平塚ビル/松江ビル/青森ビルを取得。
- 『甲南チケット』は直営店舗数(37店舗)で業界最大手というだけでなく、売上も利益率も他社を大きく引き離し財務内容も知名度も評価されていた。が、すでに同族経営の限界を超えた企業に成長していたこともあり、一層発展させる為にも広い市場に出した方がいいと判断。
そして2007年3月にM&Aにより オリコグループに譲渡。
『甲南チケット』の信用力のおかげで『甲南アセット』の業績も順調。